【コラム】相続人の中に行方不明の人がいた場合
1、問題の所在 相続人の中に行方不明の人がいた場合、そのままでは遺産分割協議ができません。調停を申し立てても送達できないため、そのままでは調停を開始することができないことになります。では、どうすればよいのでしょうか? 2、不在者財産管理人制度…
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1、問題の所在 相続人の中に行方不明の人がいた場合、そのままでは遺産分割協議ができません。調停を申し立てても送達できないため、そのままでは調停を開始することができないことになります。では、どうすればよいのでしょうか? 2、不在者財産管理人制度…
遺産分割について、当事者どうしでは協議がまとまらない、あるいは、兄弟姉妹が疎遠で協議がしづらい、などの理由で弁護士にご依頼される方も多くおられます。では、弁護士に依頼して協議を進める場合、どういう手順で行われるのでしょうか? 1、相続人の調…
1、遺言とは 遺言は、民法で定められた制度であり、一定の方式に従わないと効力がありません。これを要式行為、といいます。よく使われる遺言の種類としては、自筆証書遺言と公正証書遺言があります。自筆証書遺言だと要式に違反していたために無効になってしまう事例もあ…
遺産分割調停というと、時間がかかるというイメージが強いと思います。 たしかに、全員が合意しないと成立しないわけですから、時間がかかるようにも思えます。 では、実際、どれくらいかかるのでしょうか? 平成24年の統計だと、調停、審判を通して、平均期間は、1年弱…
遺産分割において、前提問題と言われるものがあります。 これは、文字通り、遺産分割の前提となる問題で、 ・特定の財産が遺産に属するかどうか(遺産の範囲の問題) ・特定の人が相続人であるかどうか(相続人の範囲の問題) ・遺言が有効か無効か というような問題が挙…
相続について、当事者だけでの話し合いでまとまらない場合は、どういう方法があるでしょうか? この場合、基本的な方法としては、家庭裁判所に遺産分割の調停を申し立てる、ということが考えられます。 もっとも、最初から審判を申し立てることも可能ですが、調停に付される…
もし、遺言がないまま亡くなった場合、相続人が複数いれば、話し合いで遺産を分けることになります。 もっとも、貸付金や過払い金返還請求権のように性質上分けて行使できる債権は可分債権と言って法定相続分で当然に分割されると解されますが(その場合も協議の対象にするこ…
遺産分割を弁護士に依頼した場合、弁護士報酬が必要ですが、それ以外にも実費が発生します。では、実費とはどういうものが考えられるでしょうか? まず、最初に必要になるのが、戸籍謄本等を取得するための費用です。具体的には戸籍等の取得のために市町村役場等に支払う手…
当事務所では、遺産分割事件に関する弁護士報酬を、原則として以下のように定めています。 ・着手金30万円と消費税 ・成功報酬 経済的利益の額 1000万円未満の場合 獲得額の7%と消費税 1000万円以上5000万未満の場合 70万円と消費税 50…
遺産分割は、通常、まず交渉から始まります。 この際、遺産の範囲と相続人の範囲を明らかにして、すべての遺産について、すべての相続人と協議することが重要です。相続人の一部が抜けていると合意に至っても無効になってしまうし、遺産についても抜けているものがあると無効…