現物分割
現物分割とは、遺産の分割におけるもっとも基本的な分割方法であり、不動産、預貯金、自動車、などの遺産をそのまま分けることを意味します。Aさんは不動産1,Bさんは不動産2,Cさんは〇〇銀行の預貯金、というような感じで、そのまま分けることを言います。
大きな土地を2個以上に分けて(分筆)各々を異なる相続人が相続する方法も現物分割の一種と言えます。
この方法は代わりにお金を払うというようなこともなくシンプルですが、法定相続分に沿った分割が難しい場合もあること、分けると価値が下がってしまう場合には望ましくないこと、など欠点もあります。